懐古主義

ド在宅のため、Berryz工房のイベントとかほぼ関係ないのでリアルタイムなネタが見つからず、昔のモーニング娘。の楽曲について少々。
小学生の頃、『歌の大辞テン』で『サマーナイトタウン』に衝撃を受け、テレビで見かける度にちょいちょい気にしていました。
歌手のグループにしちゃやたら人数多いし、SPEEDの倍くらいいるし、メインボーカルは童顔だし。
ともかく色々気になっていたんですが、あるとき金髪で異分子感プンプンのトリックスター後藤真希が加入。
LOVEマシーン』が大ヒット、続く『恋のダンスサイト』『ハッピーサマーウェディング』も軽くオリコン上位。
かっこつけたがりの中学生だったわかめが恥ずかしげは、一気にファンシー路線に走った娘。に背を向けました。
その後長らく娘。の動向を知ることもなく、2008年晩冬までハロプロに関しては空白の時代です。
すっかりはまってしまった今となってはそれなりに何でも聴くようにしていますが、これまでの娘。のディスコグラフィーにおいては『3rd-LOVEパラダイス-』までの楽曲をこよなく愛しております。
『ファーストモーニング』は暗くて下手くそだけど荒削りで、だけど生バンドで臨場感。
『セカンドモーニング』は多色刷りで捨て曲無しで色っぽくて多幸感。
『3rd-LOVEパラダイス-』は実験的遊び心。
3rdの中の『WHY』はもっと評価されて良い。
思うに、『3rd-LOVEパラダイス-』は娘。の一つの転換点です。
石黒彩の脱退と4期メンバーの加入の狭間。
娘。の低音部を支えてきた石黒さんが抜けた穴は大きい。
代わりに入ってきた4期メンバーは吉澤ひとみ以外はおよそキャピ声。
そこで吉澤さんが低音部としての役を与えられそうな気もしますが、与えられるどころかそんな役は用意すらされていなかった。
プロデューサーつんく♂氏はその後もれなくキャピ声のための曲を量産しているように思います。
3rdが転換点になったのは、メンバーの声質・性格だけでなく曲作りの方法論も転換したためでしょう。
登用するアレンジャーの変化もまたしかり。
前嶋康明高橋諭一鈴木俊介中心だったところがダンス☆マン鈴木Daichi秀行中心に。
アコースティックな音が電子的なものへ。
音の好みは人それぞれなので、3rd前後のどっちが良いとか優れてるとかじゃないです。
ただ、わかめが恥ずかしげは3rd以前が好きです。
寝る前にベッドの中で全身全霊で聴いていたため、イヤホン差しながら眠ってしまい朝になって外耳から出血していたことに気づいたくらい好きです。
3rd以降、げんなりするくらいファンシーな娘。の曲に対してちょっと嫌気がさしていましたが、先日聞いた『COVER YOU』。
作詞作曲はつんく♂ではないけれど、むしろそのせいかもしれないけれど、このアルバムではファースト・セカンド辺りの娘。の匂いを感じました。
次は昭和歌謡でどうでしょう。