いずれ来る死に怯える寺田氏

近頃のハロプロの楽曲には、語句の反復が多用されているように思います。
℃-ute(4)憧れ My STAR』の中の『愛してる 愛してる』。
Berryz工房が発売予定のシングルは『抱きしめて 抱きしめて』。
音楽ガッタス『Come Together』のc/w『愛されたい 愛されたい』。
Buono!の『ロッタラ ロッタラ』は、外注ということで、△或いは括弧づけで。
それと符合するように、つんく♂の作詞には、肉体的・精神的に老いることへの恐怖が垣間見えます。
℃-uteFOREVER LOVE』の「腰が曲がっても」というフレーズ。
Berryz工房MADAYADE』の「二十歳や三十路はまだまだまだやで」「四十路や五十路もまだまだまだやで」等々。
また、音楽ガッタス『Come Together』の「安全基準以内だから安全だとは言えないのかな」では、食品の安全や健康に関する様々な数値に敏感に反応しているようです。
そして極めつけはBerryz工房この指とまれ!』。
「Go Go いつかは星になる」
作詞を手がけたつんく♂が死を意識していることは明白です。
先ほどの語句の反復ということとあわせて考えてみますと、時間が進むと同時に老いも進んでいくことへの恐怖から、反復によってせめて時間の経過を遅らせようとしているのではないか。
或いは。
ファウストばりに「時間よ止まれ 君は美しい」のスタンスで、傾き始めたハロプロの体制を保とうとしているのかもしれません。
ソフト面であるアイドルを応援するのも大事だけれど、ハード面であるつんく♂も応援せんならんと思った次第であります。