ロッタラ新解釈

Buono!ロッタラ ロッタラ』を気持ち悪く解釈してみた。
こないだの心中自殺説はとりあえずおいといて。
この曲は平成版『喝采』である、とわかめが恥ずかしげは恥ずかしげも無く言ってみたい。
喝采』といえば、1972年に発売された、ちあきなおみさんの代表曲。
歌を歌うことを職業とする女性が、恋人の訃報に胸を痛めながら歌を歌い続けるという状況をつづった歌詞。
Buono!の『ロッタラ ロッタラ』はその詞世界に、歌詞と映像(PV)の両面から近づくものではないか、という仮説を以下に。
まず、『ロッタラ ロッタラ』の歌詞の主題は愛情・喪失・後悔。
メロディーとアレンジはポップなくせに、何か暗い。
そこはかとなく暗い。
上記のような主題は『喝采』にも通じています。
では、『喝采』の女性の歌手であるという設定は『ロッタラ ロッタラ』のどこにあるのかといえば、それはPVの中。
数パターンあるうちの「TV Program ver.」てのがありまして、それまでのBuono!のPVが「学生らしさ」や「普通の女の子感」を演出していたのに対し、ここではステージでのテレビ番組収録という設定が突如登場します。
歌手です。
そこではBuono!は歌手という設定です。
 降りそそぐライトのその中
 それでもBuono!
 今日も恋の歌うたってる
んです。
さらに突っ走りましょう。
ロッタラに挿入された「ホント?」「えー」「何で?」は訃報を耳にした本人の率直な反応の言葉かもしれない。
ロッタラの「あの日」というのは、『喝采』の「三年前」かもしれない。
ジャケ写は顔のアップで、マジックで黒いふちどりすれば遺影みたくなるかもしれない。
ちあきなおみツェッペリンストレイキャッツ
ロッタラ ロッタラ』には名だたる巨匠たちへのオマージュが詰まっている(かもしれない)といえるでしょう。