記憶

わかめが恥ずかしげが大興奮で観覧したチームB公演は10月12日のことでした。
この感動を忘れたくない、記憶にずっと留めておかねば、と思い、DMM.comでその公演動画をダウンロードしたのが先週のこと。
これでいつでもあの興奮がよみがえってくるのだ!と喜び勇んで再生いたしました。
するとどうでしょう。
記憶がどんどんとすり替えられ塗り替えられていきます。
あの席からでは見えなかったものが、センターのカメラによって見ることができる。
或いは、あの曲のあのタイミングで自分に見えていたヴィジョンではなく、別のメンバーが映し出される。
位置が違う、高さが違う、愛が違う、ヴィジョンが違う(山口百恵『イミテーション・ゴールド』で)
カメラは冷徹です。
劇場でのわかめが恥ずかしげと同じタイミングで同じものが写されたとしても、その動画の画面に対してそのときの感情がありありと思い出されるわけでもありません。
当たり前のことですが、自分の眼とカメラは違う。
AKB48は「会いに行けるアイドル」であるだけでなく、「会いに行かねば魅力がわからないアイドル」であるということもできるでしょう。
今回の劇場観覧とDMM動画との差異により、そのことを強く感じ取りました。
このような経験をしたヲタ・ファンは少なくないと思いますが、いかがでしょうか?