『マジすか学園』第8話

SKE48松井玲奈さん演じるゲキカラが中心となった第8話について。


前田敦子さんがAKB48(東京秋葉原)を代表しているとすれば、ゲキカラはその対抗勢力としてのSKE48(名古屋栄)を代表しているのであり、従って今回第8話はその両者の関係からAKB48の姿勢を問うているのではないか、という仮説。
第8話に見られる特徴をSKE48楽曲に結びつけてみる。
『Innocence』
・爪噛み(4〜5歳)、感情の無抑制、破壊衝動 …幼児性、無邪気さ
・血糊の赤
強き者よ
・喧嘩最強
(※爪噛みに関しては、『雨のピアニスト』「私は爪を噛む」という歌詞に関連しているのでは、との指摘もあり)
これらのことから、ゲキカラがSKE48を代表・象徴していると仮定する。


代表二者の直接対決の際にゲキカラは前田に「友達やられて怒ってる?」と訊ねる。
この台詞に至るまでにゲキカラはチームホルモン(研究生)、歌舞伎シスターズ(チームK)、学ラン(チームK)、チョウコク(チームK)を倒しており、そこで言われている「友達」とはオリジナルメンバー以外のAKB48メンバーを指すと考えられる。
このシーンは、AKB48の外部であるために比較的客観的視点ともいえるSKE48が、オリメン及び古参ファンに他チームメンバーをどのように見ているかを問うていることの言い換えである。
また、前田に対してゲキカラは「前田、あんたは疫病神だ」とも続けている。
この台詞から、新参が古参を、あるいは後輩メンバーが前田一頭体制を批判していることを、二人の役柄に代弁させているのではないかという結論に至った。


しかし、オリメン以外の役がゲキカラによって倒された中、だるま(SDN48なちゅ)だけは攻撃されなかった。
これに関しては諸説。
だるまもSKE48側として扱われているためか、もしくはSKE48の対抗勢力としては眼中に入れられていなかったためか。
初回から名古屋名物である手羽先焼きが勝利の象徴として用いられてきたことから、前者である可能性が高い。


第8話においては新たに手羽先を食すシーンは見られなかった。
前田がゲキカラをすっきり倒さなかったことも鑑みると、AKB48SKE48は今後互いに対等に競争を続け共存していくことが示唆されているのではないかと考えられる。


そんな感じ。
次回は小嶋陽菜さん演じるトリゴヤとの対決。
脚本と監督がほぼ毎回変わるので、第8話の構図がそのまま応用できるかはわからないけれど、オリメンを相手にして前田はどう動くか、期待。